妻と浮気相手が選べない、どっちも失いたくないと言われた

夫(旦那)から、浮気相手と妻の両方が好き、どちらか選べない、どちらも失いたくないと言われた、という相談があります。

 

優柔不断な夫が言うセリフ

・君(奥様)も好きだけど、不倫相手も好き。どちらか選べないどちらも失いたくない

・浮気したのは僕が悪いけど、彼女も可哀想で別れられない。

・ボクには彼女と交際した責任があるから(無責任じゃない俺カッコイイ)

・悪いのはすべてボク。可哀想だから、彼女には慰謝料請求しないで。僕が払う。

など、今回は、優柔不断なタイプをご紹介します。

 

夫は悲劇のヒロインタイプ

こうした男性に多いのが「ボクは君に悪いことをした、けど、ボクも可哀想!」という考え方です。なぜか、自分も困っているんだ、という意味不明の言動や行動をします。一応は不倫を認め、謝罪してきます。不倫相手と別れようと思っている、このままじゃダメだと分かっている、など、まともなことも言います。

しかし、そのあとにけどというワードが必ず入ります。

・彼女に別れたいと言った。けど、彼女が別れたくないと言っている。

・必ず浮気相手と別れる。けど、いまは無理。

・浮気はダメだと思った。けど、彼女が弱っていて可哀想だった。

 

こういう人は自分が悪いと言いながら本心では「でも、仕方がなかった」という悲劇のヒロインタイプです。本当の意味で反省していません。

多くは奥様にも不倫相手にも謝っていて『二人の女性から同時に愛されてしまい、ボクはなんて罪な男だ!(涙)』みたいな感じです。

なにより、不倫する(本人の中だけの)正当な理由があれば、また不倫するというタイプです。そして、自分のことしか考えておらず、浮気された側の気持ちをまったく考えることができません。ちなみに女性にこうしたタイプはあまりいません。女性は泣いて謝るか、怒って戦うか、ハッキリしています。

 

夫を信用し過ぎない

こうした夫はあまり罪悪感がないので、比較的、正直に話します。ただし、思い込みが激しいので、自分の都合の良い解釈をしていることが多くあります。

例えば、浮気が発覚したとき、奥様が夫に『出て行け!』と言ったら、浮気が容認されたと解釈したり、浮気相手に『ボクにはもう、君しかいない』と言ったりします。同様に、浮気相手が別れたくないという発言も、どこまで本当かは分かりません。勝手に「彼女にはボクが必要だ」を思い込んでいることもあります。実際に女性に聞いてみると、そうでなかったりします。

 

浮気相手も、騙されている

浮気相手の女性から、直接、別れたくないと言われている場合です。

不倫と嘘は必ずセットです。不倫が始まるとき「君より妻が好き」とは絶対に言いません。「妻より君が好き」と言います。それは本心かどうかではなく、不倫とはそういうものです。同様に「家に居場所がない」「君と一緒にいると落ち着く」「妻とセックスレスだ」「君と結婚した方が幸せだった」「妻からモラハラされている」などと言います。イクメンでも円満な家庭でも同じです。

普通は嘘で言いますが、優柔不断な自己陶酔型の男性は、その嘘が真実だと自分で思い込む傾向があるので、浮気相手も信じてしまいます。彼女の中で、奥様は彼を虐待する鬼嫁で、私が彼を助けてあげなきゃ!と変換されているかもしれません。しかも、そうした男性は、優しくて、マメなんですよね…。

 

直接、3人で会うのが一番…?

こうした事情から、ご主人を介して浮気相手を説得するのは困難です。とても面倒ですが、3人で話し合うことが一番だと思います。

例えば、メールや手紙で奥様から『夫が別れたがっている』と連絡しても絶対に信用されません。奥様がひとりで彼女を説得しても同様です。奥様は敵なので。ご主人から電話で『別れて欲しい』と言わせても「鬼嫁に言わされているだけで、きっと彼の本心ではないはず!」と信用されません。

結局、直接、彼の言葉で、別れたい、君との関係は遊びだった、妻の方が大事、と言わないと、理解しません。(それでも理解しないかもしれませんが)

 

夫と浮気相手を別れさせたケース

優柔不断な夫と、夫に騙されている彼女を別れさせたひとのケースをご紹介します。実際に、3者面談した奥様の感想がベースになっています。(こうしたこと言った方がいい、ということではありません。あくまで例です)

ポイント

堂々と、妻の威厳を持つこと。妻として、夫の不始末を、謝罪する。相手を非難しない。妻としての余裕を見せる。

会話例

・夫は誰にでも優しいので、あなたを勘違いさせてしまったかもしれない。寂しい人に付け入るのが上手いので。本当に申し訳ございません。

・私は、夫が本気なら離婚する覚悟がありました。しかし、夫もこう言っていますし、遊びのようなので…。そもそも、本当にあなたのことが大切なら、離婚してから交際していたと思います。

・夫から、夫婦関係をどんな風に聞いていますか?それは、すべて嘘です。夫婦生活もあり、一緒の寝室で寝ていました。休日には家族で楽しく過ごしていました。夫は、簡単にヤレそうな女性に嘘をついて、浮気するような男です。本当に申し訳ございません。ただ、こんな夫でも、私は夫を愛しています。

・夫は風俗が嫌いみたいで、素人に手を出すんです…。私も風俗よりは、その方が病気の面で安心なんですけど…。夫の性処理をしてくれて、ある意味では感謝しています。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

・夫はあなたが可哀想で、別れられないそうです。ただ、このままでは、あなたにとっても不幸でしょうし…。もし、あなたが望むなら、手切金を払ってもいいかといいです。そろそろ、夫を解放してあげてくれませんか?

※これはあくまでサンプルです。

もしご主人から「浮気相手と家族と、どっちも失いたくない」と言われたら、お気軽にご相談くださいね。

 

夫に浮気された妻が知っておくべき30のこと

夫に浮気されたときに知っておきたいことをまとめました。証拠のこと、夫が逆ギレしたときのこと、浮気相手に仕事を辞めて欲しい、浮気相手に謝罪をさせたいなど、これまでのご相談で聞かれたことをまとめています。詳しくは【夫に浮気された妻が知っておくべき30のこと】をご覧くださいね。

 

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※証拠がなくても、ご主人が肉体関係を認めていれば大丈夫です