慰謝料を諦めることも大切

ある夫婦の夫が若い女性と不倫していることが発覚し、妻はその不倫女性に慰謝料を請求しました。その後、妻が自宅付近の階段を下りようとしたところ、突然、何者かに背中を押され、階段から滑落しました。幸い、一命は取り留めましたが、骨折などの大怪我を負いました。警察に聴取され、例の不倫女が怪しいと伝えましたが、証拠がなければ、逮捕することができません。その後、妻は回復し、数か月が経過しました。ある日、近所のスーパーで買い物し終えたあと、例の不倫女が現れ、『次は気をつけてね』と言って去っていきました。その後、妻はどこにいても襲われる恐怖を感じ、精神的に不安定になりました。警察に相談しても、自宅付近のパトロールを強化します、というだけです。日本の制度は、事件が起こったあとでなければ、対応が難しいことがほとんどです。殺されてから犯人が逮捕されても遅いと思い、妻は夫と離婚し、不倫女からの慰謝料は諦め、遠い場所へ引っ越していきました…。

これはネット上の話をアレンジしたものです。この妻は、なにも悪いことはしておらず、完全に被害者です。

札幌市でも事件が

2016年に札幌市で元夫により元妻の母親が殺害される事件がありました。その他、全国的には離婚したいと申し出た妻が夫に殺害されたり、離婚後に放火された事件も報じられています。

残念ながら、世の中には理不尽なことがたくさんあります。いくら自分に正当な権利(慰謝料を請求できる権利)があろうとも、相手に財産がなければ強制執行もできません。失うものがない人、追い詰められた人は、非常に恐ろしいものです。

命より大切なものはありません。必要に応じて諦めることも考えてみてください。