例えば、別れた元夫の両親、子供にとっては孫に当たる人物が、面会を希望してきた場合、どうなるでしょうか？
答えとしては、基本的に祖父母に会わせる義務はありません。
ちなみに、離婚しても、元夫の親が生きていて、元夫が亡くなった場合、相続権が子供に引き継がれます。つまり、離婚しても、祖父母と子供は縁が切れるわけではありません。このことからも、常識の範囲内であれば、面会は許可した方がいいかもしれません。
ただ、事情により会わせたくケースも多々あります。その場合、祖父母から連絡が苦痛かもしれません。警察に言うのも難しいし、かと言って、弁護士さんに依頼するのもお金がもったいないかもしれません。そんなときは、内容証明で会わせられないこと、迷惑していること、これ以上連絡した場合の対処予定などを通知すると良いかもしれません。
父親の立場で考えると、祖父母が孫と会えるのは、母親の好意（任意）であることを忘れないでください。離婚のとき、お互いに権利義務だけを主張するのではなく、歩み寄りが大切です。
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