離婚しても持ち家に住み続けた方がお得

離婚の際、マイホームがある場合は、マイホームをどうするかが最も重要です。養育費や慰謝料よりも重要、と言っても良いと思います。

最近では、子供が成人してから売った方がよほどお得な可能性があります。特に、母親だけでなく、父親にとってもお得な可能性があります。マイホームがある場合は、必ず読んで欲しいページです。

※奥様と子供が実家で暮らすなどマイホームに住む必要がない場合はあまり関係ありません。

住み続けるメリット、理由

まずは、離婚後もマイホームに住み続けるメリットや住み続けたい理由をご紹介します。

【メリット】

・子供の学区や保育園を変える必要がない

・子供の引っ越しによる影響がない

・父親は養育費を払うよりお得になる可能性も

・父親と子供が面会しやすくなる

・同じ広さの部屋を賃貸するより、住宅ローンを払う方が安い

もしも夫が死亡したとき、養育費はゼロになるが家は残るかも

【よくある理由】

・子供がいまの家に住み続けたいと言っている

・頑張って建てた家に住み続けたい

・家を妻の実家の近くに建てた

父親もとてもお得に?

離婚後も父親名義のマイホームに母親と子供が住み続ける場合、母親と子供にとってメリットが大きいことは想像しやすいと思います。しかし、父親にとっても金銭的にメリットがある可能性もあるんです。

実際に、養育費を払う代わりに住宅ローンを父親が払って、子供が成人するまで母親と子供が住み続ける、ケースは増えています。

例えば、子供が5歳で養育費が毎月8万円(年間約96万円)の場合、養育費の合計は1440万円です。15年後にどれだけマイホームの価値が下落しているかは不明ですが、場合によっては得になる可能性があります。

札幌市はこの数年で異常なほどに不動産価格(物件価格、坪単価)が上昇しています。試しに、お近くの築20年以上30年未満の中古物件を検索してみてください。その年数とは思えない金額で売られています。(リフォーム代金なども関係しますが)

妻が買い取るケースも増えている

妻が買い取るケースも増えています。どうせアパートの家賃と住宅ローンの毎月の支払いが同じ金額なら、住宅ローンを払った方がお得ですよね。自分の資産になるのですから。妻と子供が住み続ける場合、夫から買い取るケースがあります。

これは超低金利の今だから選べることです。

例えば、旦那様がどうしても家を売りたい、けれど、妻はパートでローンが通らない、という場合、奥様が正社員になって1年してからローンを借り換えた、という方もいました。今すぐ売る、売らない、以外にもたくさん選択肢があります。

売らないリスクばかり書かれている

他のサイトを読めば、離婚するなら家は絶対に売った方がいい!こんなリスクがいっぱい!と書かれていると思います。そしてその(お金のかかってそうな)サイトはおそらく、不動産仲介会社などのサイトです。

そこに書かれているリスクは嘘ではありません。ただ、売らない人がたくさんいることも事実です。特に任意売却は素晴らしいことばかり書かれていますが、注意が必要です。詳細は別のページに。

売った方が良いケースも

絶対に売らない方がいい、というわけではありません。例えば、父親が失業して住宅ローンが払えない、滞納している場合などは、離婚に関係なく売ることになると思います。借金がある場合やそもそも破綻している場合などです。そうした場合、任意売却は有効です。

逆に言うと、毎月の住宅ローンの支払い程度の養育費を払う、払ってくれるのであれば、売らないことも一考の余地があるかと思います。

当事務所には関係ありません…

家を売らないメリットを長々と書いていますが、当事務所はお客様がマイホームを売っても売らなくても、なんの関係もありません。どちらでも書類作成費用は同じです。

このページを書いた理由は、離婚後の暮らしに困るお子様がひとりでも減ることを願っているためです。

ただ、マイホームに子供と元妻が住み続けるためには父親の協力、理解が不可欠です。このため、父親のメリットを中心に書いています。お子様、父親、母親、みんなが幸せになれるお手伝いが出来れば幸いです。

もちろん、デメリットやリスクがゼロではないので、一緒にご紹介していきます。

こんなにいっぱい!住み続けるメリット

あまりに長くなったので、簡単にご紹介します。まずはメリットです。

もしも父親が癌になったり死亡したときでも家は残るかも

住宅ローンの契約で、死亡保障や○大疾病特約などがあれば、もしも契約者である父親が癌などの病気になって働けなくなっても、家を子供に残してあげられるかもしれません。

養育費を払うより金銭的にプラスかも

上記でも紹介しましたが、家を売って養育費を払うより、住宅ローンを払って子供を住まわせてあげてあとで家を売った方が、金銭的にプラスになる可能性もあります。

面会もしやすくなり、愛情も残りやすい

離婚後、元妻が引っ越し先を教える必要はありません。また、遠方に引っ越す可能性もあります。しかし、マイホームに住み続ければ、居場所もハッキリし、引っ越す可能性も低くなりまます。結果、子供との面会が継続しやすいでしょう。

子供の影響が少ない

ここからはお子様と母親のメリットです。子供の学区や保育園を変える必要がない、子供の引っ越しによる影響がないというのは、非常に大きなメリットです。

同じ広さの部屋を賃貸するより、住宅ローンを払う方が安い

多くの場合、現在の住まいを賃貸すれば毎月の住宅ローン以上に高額です。子供が小さければ安いアパートで暮らすことも可能ですが、精神的な影響も心配です。

家を売らない父親のリスク、デメリット

もちろん、良いことばかりではありません。リスクやデメリットもあります。まずは父親側をご紹介します。

自分が再婚しにくくなる?元妻が再婚したらどうなる?

再婚の際、住宅ローン(借金)があることは歓迎されないでしょう。また、家があることで元妻が再婚しなくなる可能性が増えます。

固定資産税や修繕費はどうする?破壊したら?

もし、マイホームを破壊されたらどうなるか。その他、修繕費、固定資産税、火災保険料などの負担についても決める必要があります。

住宅ローン減税が受けられなくなる可能性がある?

基本的に、住宅ローン減税は受けられなくなります。

住み続ける母親のリスク、デメリット

次に母親側のリスクやデメリットをご紹介します。

旦那がローンを返済しなかったらどうなる?

よく書かれているデメリット。職業などに大きく影響する。基本的に一番困るのは旦那だと思うが…。

旦那名義の家に住むと児童扶養手当が貰えない?

旦那名義の家に住むと児童扶養手当が貰えないわけではない。ただ、居住費を受け取っていると判断されると金額が下がる可能性も。

母親が再婚するときはどうなる?

母親が再婚するときは、家から出ていくことが多いと思います。それ故、再婚しにくくなるというデメリットが。

光熱費が高すぎる?

北海道特有の問題として、戸建ての場合、暖房代が高すぎることある。冬は月に5万円以上という家庭も。

その他のよくある疑問

最後に、名義変更や連帯保証人など、よくある質問です。頭金や売却のことは【こちら】

【別居中のこと】

別居中の夫が家を売るから出て行けと言ってきたら?

夫が家出した場合、俺の名義だから家を処分する、出て行け、というケースが。基本的には出ていかなくても問題ない。

別居中に旦那が勝手に売却できる?

法律的には売却できるが、実際には出ていかない人が住んでいる家を買うひとはいない。業者とグルでなければ…。

別居中の住宅ローンは夫が支払うべき?婚姻費用と相殺される?

難しい問題。夫の不倫が原因で出て行った場合、住宅ローンは夫が払い続けなさい、という判例もある。

【名義のこと】

家の名義を子供に変更することはできる?

基本的に難しい。住宅ローンを完済して、贈与税を覚悟すればできなくはないが…。

家もローンも妻名義に変更できる?借り換え

奥様が働いていれば、家もローンも妻名義に変更することはある。借り換えは別の銀行でフラット35など。

妻が連帯保証人になっている場合は?

妻と子供が住み続ける場合、そのままであることが多い。

ローンは夫のまま、家の名義だけ妻にする方法もある?

あまり知られていないし、ほとんどの専門家は無理と言うが、不可能ではない。実際にこうしたケースもある。どこの金融機関に相談するかがポイント。

【話し合いのこと】

旦那が売りたいと言っている場合は?手放したくない?

どうしてご主人が売りたいか、による。例えば、奥様側の親が買い取ったケースも。

子供が成人したらどうする?買い取り、なにもなし?

共通するポイントとして、いつまで住み続けるか、そのときが来たらどう処分するのか、がある。

この家に住みたいならお前がローンを払えと言われている?

養育費の算定表の金額より、住宅ローンの毎月の支払いの方が高い場合など。基本的には、それらは関係ない。

【その他】

銀行に言うべき?一括返済を求められるの?

必ず伝える必要がある。ただし、順番やタイミングもあるので、事前にしっかり調べることが大切。よほどの事情がない限り、一括返済を求められる可能性は少ない。

不動産屋で査定したら、売った方がいいと言われた?

業者は家を売ってくれないと1円の儲けにもならないので、住み続けるデメリットばかり説明されるのが普通。特に大手は…。

具体的にこれからなにをすればいい?

長々と書きましたが、具体的に、なにから始めればいいの?と疑問に思うと思います。実際、ご自身の状況によって、分からないことがたくさんあると思います。

まずは、行政書士札幌中央法務事務所に相談してみませんか?

どれだけネットで調べても、解決しないと思います。相談した方が、きっと早いです。どうするか決まっていなくても、なにも調べていなくても大丈夫です。メールやLINEの相談はすべて無料です。面談も2時間無料です。

ちなみに住宅ローンアドバイザーと宅建士の資格も保有しています。

まずは【トップページ】をご確認いただき、メールやLINEからお問い合わせくださいね。