浮気相手に慰謝料請求した場合の旦那の反応、離婚すると脅された

夫や妻の浮気相手に慰謝料請求した場合、旦那様や奥様はどんな反応や対応をしてくるでしょうか?

「彼女は関係ない」「悪いのは俺」「彼女に慰謝料請求したら離婚する」などと脅されている場合、どうしたらいいでしょうか?

慰謝料請求することで、その二人の仲がさらによくなる、というのは本当でしょうか?

※妻に浮気された場合、男女を入れ替えてお読みくださいね

 

前提:慰謝料請求する前に宣言した方がいい

不倫相手に慰謝料請求する際、配偶者(浮気した夫や妻)の許可や承諾は不要です。勝手に慰謝料請求して問題ありません。

しかし、オススメはしません。夫は浮気相手に「俺がどうにかするから、君はなにも心配しなくていい」などかっこつけていることがあります。それを、いきなりご主人の知らないところで奥様から浮気相手に請求があると、ご主人のプライドが傷つきます。最悪「彼女に慰謝料請求するなら離婚する」と言い出します。

いくら浮気相手に「この請求のことは夫に絶対に言わないでください」と警告やお願いをしても、それに従う義務はないので、ほぼ無視されると考えた方が無難です。すぐにご主人に知らせます。

夫に慰謝料請求のことを伝えたら反対されるから、夫に内緒で慰謝料請求したい旦那に内緒で内容証明を送りたい、という気持ちは理解できます。よく言われます。しかし、そうした心配が必要なご主人ほど、事前に「彼女に慰謝料請求します」と宣言や確認をした方が余計なトラブルが回避できます。この時点で「彼女に慰謝料請求するなら離婚する」と言い出す男性は、あとで知ったら余計に逆ギレします

より大切なことは、慰謝料ではなく、離婚しないことです。

 

3割は逆ギレする

個人的な感覚としては「浮気相手に慰謝料請求します」と宣言して、「絶対にそれは認めない!」という男性は3割ほどでしょうか。7割はしぶしぶ、認めると思います。「嫌だけど僕に反対する権利はない」という感じです。そうした男性は問題ありません。問題なのは浮気したのに不倫相手に慰謝料請求するな、という男性です。

そうした男性の言うことは決まっています。

「悪いのは俺」「誘ったのは俺」「彼女は悪くない」「俺がすべての責任をとる」「慰謝料請求なんかしたら会社にいられなくなる」です。それでも慰謝料請求すると言えば、俺がなんの責任も負わないのは不公平だから離婚する」「そんなに許せないなら離婚しようと奥様を脅してきます

 

どうして夫は彼女への慰謝料請求に反対するのか?

どうして不倫相手に慰謝料請求してはダメなのでしょうか。一番、疑ってしまうのは、やっぱり彼女のことが大事で不倫が継続している、もしくは守りたいと思っているのから…という考えでしょう。夫が妻より不倫相手を守ろうすればするほど、離婚したくなりますよね。こうした発言は女性のプライドを傷つけるので、とても逆効果です。

しかし、彼女とこれからも不倫を続けたいから反対している、という人は少数派だと思います。慰謝料請求に反対する男性は「嘘がバレたくない」「とにかく面倒なことにしたくない」「そもそも離婚してもいい」が多いように感じます。

嘘がバレるのを防ごうとしている

慰謝料請求だけでなく、奥様が浮気相手に連絡することを異常に反対する男性がいます。それは、奥様への嘘がバレることを邪魔したいのかもしれません。他で書きましたが、多く男性は、奥様に浮気がバレても、すべて正直に話すわけではありません。「1回しかしてない」「ホテルに行っただけ」など嘘をつきます。

それが、奥様が慰謝料請求などで女性に接触することで、バレるのが怖いのです。口裏を合わせることになっていても、浮気相手が本当にごまかしきれる保証はありません。余計なリスクが増えるだけなので、邪魔してくるのです。結局、保身です。

自分が一番大事

「とにかく面倒なことにしたくない」という男性は、自分のことが一番、大事なタイプです。口では謝罪します。泣きながら土下座するかもしれません。

そうした男性は、おおごとになって、親にバレるのが嫌、会社にバレるのが嫌、弁護士とかなんか怖いから嫌、など、自分の保身ばかり考えています。特に、怒られることが嫌、という男性に多いです。

奥様の心配でも不倫相手の心配でもなく、自分の心配しかしていません。奥様さえ泣き寝入りして黙っていれば、みんな楽じゃん!くらいに考えています。ただ、こうしたタイプは、慰謝料請求したら離婚、とまでは言わないかもしれませんが、ずるい人間です。

結婚も子供もどうでもいい

「そもそも離婚してもいい」タイプは、『不倫は俺も悪いのに彼女だけ慰謝料を払わせるのは不公平だから離婚する』『君が離婚したいならしてもいい』など、と言います。

いやいや、そんなに反省しているなら一生をかけて償えば?と思いますが、そう言っても無視されます。おそらく、「もともと離婚したかった」とか「前から奥様の○○が嫌だった(だから不倫した)」的なことも言います。つまり、離婚しても、しなくても、どっちでもいいよ、という感じです。子供のことなど考えていません。(口では子供が大事と言いますが)

 

傾向と対策

ご主人の発言と対策(というか私の意見)です。

「彼女は関係ない」「悪いのは俺」

ご主人が悪いことは100%知っています。誰もそこは疑問に思っていません。ただ、ご主人が悪くいから彼女が悪くない、ということにはなりませんよね。不倫は二人でしかできません。ご主人が独身と偽って女性と関係を持った、などの場合を除き、女性にも責任があります。

「誘ったのは俺」「何度も断られたけど無理に誘った」

はい、ほとんどの場合、不倫は男性から誘います。最初は「えー、でも奥さんに悪いですー」と断られたかもしれません。それも当たり前です。どちらが積極的であったかは慰謝料の金額にも少し影響します。しかし、不倫したこと自体に変わりはありません。例えば1回だけの関係で、ご主人が酔わせて無理やり関係を持った、などであればまだ理解できます。(別の問題になりますが)

それを、2回も5回も関係を持ったり、旅行に行ったり、プレゼントを交換したり。もう最初がどうであれ、ただの不倫です。

「会社にバレたらお前が困る」

不倫が会社に知られることで、会社や職場から処分をされるケースもゼロではありません。警察官など。ただ、それは不倫したから、ではあって、奥様が慰謝料請求したから、ではありません。不倫した時点で、その可能性はご自身で作っているのです。それを奥様に責任転嫁するなど、まったく理解できません。それが心配なら、最初から同僚と不倫しなければ良かったですね。

「俺がすべての責任をとる」

慰謝料請求しなかったら、不倫がなかったことになるわけではありません。浮気相手への慰謝料請求とご主人の責任は関係ありません。責任を取りたいのであれば、慰謝料請求と関係なしに、責任を取ればいいだけですよね。そういう人に限って、慰謝料請求に反対するだけでに、自分がどう責任を取りたいかなど言わないものです。責任を負いたいのであれば、これから誠実に、奥様に心配をかけることなく、良い夫、良い父親として頑張ればいいと思います。少なくとも、慰謝料請求に反対する姿はその真逆です。

「俺がなんの責任も負わないのは不公平だから離婚する」

ここからは離婚の脅しパターンです。

そもそも、不倫した側と離婚はまったく関係ありません

不倫された側が悲しくて許せなくて離婚する、はもちろん分かります。しかし、不倫した側と離婚はなんの関係があるのでしょうか。奥様が離婚を求めていないのであれば、責任を取ることと離婚は無関係です。ただの逆ギレ、脅し、嫌がらせです。

極端に言えば、強盗した責任を取って滝修行してきますわ!のようなものです。いやいや、被害者に損害を賠償して、謝罪して、刑罰を受けるのが正しい流れですよね。慰謝料請求も精神的苦痛に対する損害賠償請求です。交通事故で修理代を払う義務と同じようなものです。

「そんなに許せないなら離婚しよう」

離婚するかどうかは、浮気された奥様が決めることなので、浮気したご主人が考える必要はありません。許せないから○○する、は奥様が決めることです。それが離婚なのか、慰謝料請求なのかはご主人が決めることではありません。

「一生、お前に不倫のことを責められるなら離婚したい」

離婚して逃げたい、怒られたくない、ということですよね。ある意味、正直だと思います。素直な逆ギレです。ただ間違ってはいけないのは、責める奥様が悪いのではなく、不倫した側が悪いのです。子供のような男性に多い発言です。

「浮気は関係なしに離婚したい」

「離婚する。彼女は関係ない。もともと離婚したかった。浮気のことで二度と俺を責めない、彼女に慰謝料請求しないことを約束するなら離婚しないでやってもいい」はもう無理です。

 

結局、金額次第

例えば「彼女に慰謝料を1万円請求する」という場合、それでもご主人は慰謝料請求に反対するでしょうか? え、1万円でいいの?どうぞどうぞ、となると思います。逆に「彼女に300万円請求する、払わなかったら訴える」と言えば、誰でもそれはちょっと…となると思います。

1万円は安すぎますが、金額次第でかなり印象が違う、ということです。浮気は絶対に悪いことですが、それに対する賠償が300万円というのは、普通の人にとってはすぐに受け入れられないことだと思います。僕が誘ったのに、彼女にだけ300万円を払わせることになるのは申し訳ない、という気持ちは理解できる範囲だと思います。(逆に、俺は1円も損しないからどうぞ好きにして!という夫の方が嫌ですよね)

単に慰謝料請求する、と言われても、ご主人はそれがいくらなのか分からないので焦ってしまうかもしれません。だったら最初から「50万円請求する。分割払いも認める」と言ってあげれば、まぁそのくらいなら…とあっさり終わるかもしれません。実際、離婚しない場合の不倫の慰謝料は50万円から75万円程度が多いです。(求償権を放棄した場合)

過去に「不倫した俺が悪い。彼女も悪い。だから彼女は反省して慰謝料を払うと言っている。それなのに200万円払えとか、いきなり訴えるとか、なにがしたいの?相場って100万円以下なんじゃないの?相手が払わないとか言ってきたら訴えるじゃダメなの?なにがしたいの?」というケースもありました。

 

とにかく慰謝料請求を薦めるアドバイスに注意

繰り返しになりますが、不倫された=離婚、ではありません。浮気されても離婚しない方はいっぱいいます。浮気相手から慰謝料を数十万円受け取るより、離婚しないことの方が大切な方もいます。

このため、とにかく慰謝料請求しましょう!どうせ有責側から離婚はできないから大丈夫!というアドバイスには注意が必要です。

それは嘘ではありませんが、夫が家出して、給料を自分で管理されたら経済的に困ります。結局、離婚と同じような状況になります。法律的に有責側から離婚できない=奥様とお子様が困らない、ということではないのです。

 

待つことは難しい

とりあえず、いまは慰謝料請求せずに、落ち着いたら請求しようかな…という方もいます。確かに不倫を知ったときから3年以内であれば慰謝料請求はできます。(例外などは省略)

しかし、いま慰謝料請求を反対する夫は、数ヶ月後に慰謝料請求すると「そんな終わった話をいまさらしてどうする!」とキレます。たった数ヶ月で、ご主人の中では終わったことになるのです。(数週間、という人もいます)

また、奥様も、やっと落ち着いてきたのに、またこの面倒なことを考えるのは辛いです。慰謝料を請求するなら、基本的にはすぐがオススメです。

 

子供の目線で考えて欲しい

最後に、慰謝料請求に反対している男性に伝えたいことです。

もし将来、自分の息子さんが結婚して、そのお嫁さんが浮気したとき、あなたは「嫁と浮気相手の男が可哀想だから慰謝料請求するな!お前が泣き寝入りしろ!」と息子さんに言えますか? ふざけるな!その浮気相手の男を訴えてでも慰謝料を払わせろ!となりませんか?

浮気した父親が「不倫相手に慰謝料請求するならお前(母親)と離婚する」と言ったとき、お子様はどう感じるでしょうか? 「え、知らない女性、しかも浮気した女性のために僕の両親が離婚しなければならないの…? なんで??」と思うはずです。

どうして、ご主人の身勝手な「責任」のために、お子様が父親と離れ、母子家庭で育つことにならなければならないのでしょうか? それで本当に子供のことが大事、考えていると言えますか?

浮気した男性が浮気相手に対して、自分のせいで申し訳ない、という気持ちを否定するつもりはありません。しかし、それと離婚は無関係です。どうか、お子様のために、冷静な判断をお願いします。

※浮気された側が離婚したい、というのはもちろん、当然のことなので否定するつもりはありません。

 

慰謝料請求以外にも方法はある

例えば、お金を請求することがダメなら、不倫相手に仕事を辞めてもらったり、二度と夫と会わないように誓約書を書かせたり、夫に誓約書を書かせたり、他にも方法があります。

浮気相手に慰謝料請求したいけれど、夫が逆ギレしそうで不安…という方は、ぜひご相談くださいね。当事務所では「再構築のための不倫の慰謝料請求」をテーマに、ご主人が逆ギレせず、浮気相手が慰謝料を払いたくなる慰謝料請求書、二度と不倫させないための示談書などを作成しています。

※当事務所では、ご主人が肉体関係を認めない、慰謝料請求したら離婚すると脅されている、という場合、慰謝料請求書の作成はご依頼いただけません。再構築のための誓約書のみ作成可能です。

 

夫に浮気された妻が知っておくべき30のこと

夫に浮気されたときに知っておきたいことをまとめました。証拠のこと、夫が逆ギレしたときのこと、浮気相手に仕事を辞めて欲しい、浮気相手に謝罪をさせたいなど、これまでのご相談で聞かれたことをまとめています。詳しくは【夫に浮気されたときに知っておくべきこと】をご覧くださいね。

 

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