「離婚 家 売却」などで検索すると、たくさんのサイトがヒットします。主に不動産仲介業者のサイトだと思います。高く売るためには!という情報はいっぱいあるので、ここでは個人的な意見を書きます。
高く売ってくれる業者は存在しない?
どこのサイトをみても、複数の業者に見積もりを依頼しましょうと書いてあります。それは正しいと思います。(ちなみに一括査定をすると、ものすごくたくさんの営業電話が来るそうです)
ただ、高く査定してくれた業者が高く売ってくれるとは限りません。基本的には、同じ不動産なので、どこに依頼しても同じ金額になるはずです。(投資用不動産なら別ですが…)
高く査定してくれる業者は売れなかったら値引きしましょう、ということが多いようです。ちなみにどこの業者に依頼するにしても、いくらで売りに出すかは、ある程度、自分たちで決められます。
売却に関する諸経費
大切なことは、いくらで売れるかではなく、いくら残るか、です。まず、売却の諸経費をご紹介します。住宅ローンが3千万円残っている家を、3千万円で売れた場合です。
・印紙代 2万円(令和2年3月末までは1万円)
・抵当権抹消の登録免許税など 約3千円
・司法書士費用 約2万円
・住宅ローン全額繰上返済手数料 5万4千円
※北洋銀行で固定金利。1000万円超の手数料
※ちなみにフラット35なら無料
税金はほとんど気にしなくて大丈夫です。詳しくは国税庁HP
つまり、ここまでの諸経費は3万円から9万円程度です。
ここに加わるのが、不動産仲介手数料です。売却が3千万円の場合、最大で約104万円もします。すごいですよね…。2千万円の物件でも71万円です。
不動産の仲介手数料は値引きできる?
かなり前からこの仲介手数料が高すぎる、ということは言われてきました。このため、不動産売却の仲介手数料が(条件付きで)無料であったり、半額という会社もでてきています。なぜなら、仲介業者は買う人からも手数料を受け取れる可能性があるからです。この場合、売り手の手数料が無料であっても、約104万円が入るのです。※買い手が別の業者の場合は無料にはならないでしょう
札幌市でも仲介手数料の値引きに応じてくれる業者はあります。もし、気になった不動産業者があれば、仲介手数料の値引きを聞いてみると良いでしょう。
不動産業者は信頼できる?
残念ながら、すべての不動産業者が誠実ではありません。(かなり譲歩した表現です)
例えば「不動産 囲い込み」「レインズ 売止」などで検索してみてください。あと、「正直不動産」というマンガを読んでみても面白いかもしれません…。
本当にリフォームは必要?
マイホームを売却する際、リフォームして売りましょう、と言われる可能性があります。確かにキレイな方が売れやすいでしょう。しかし、リフォームはタダではありません。費用をかける以上に高く売れなければ損です。では、なぜリフォームをオススメされるのでしょうか?
悪徳な業者の中には、リフォーム会社からバックマージンを受け取っていたり、そもそもその仲介業者の関連会社がリフォームを行って利益を得るため、というケースがあるそうです。もちろん、例外的な話です。リフォームする場合も、相見積もりをとった方が安心です。
不動産業者の選び方
不動産業者の選び方のポイントは、自分で勉強して、見極める能力を身につけることが一番だと思います。親戚だから、友達だから、大手だから、という理由で決めて、残念なことになってしまうことが多々あります。特に、ネットの情報を過信するのは危険です。(矛盾してますが)
任意売却ってなに?
「離婚 売却」で検索すると、必ず任意売却の広告がでてくると思います。
任意売却とは住宅ローンを滞納して、ブラックリストに載って、一部の借金を踏み倒して家を売却することです。手数料がかからないのは理由があります。オーバーローンなら仕方ないと思いますが…。
最大限のお金を残すために
まとめです。
一般的に、高く売ることは困難です。ならばリフォーム代金や仲介手数料が少しでも安くなるかどうか考えてはいかがでしょうか? また、できるだけ早く売ることも大切です。売却中も住宅ローンを払う必要があります。早く売るためには、グレーな手法を使わない仲介業者を選ぶことが大切です。
ご相談頂ければ、札幌の仲介手数料の安い不動産業者さんをご紹介することも可能です。紹介料などの費用は一切、発生しません。もちろん、そこに依頼しなくても構いません。比較の参考になれば幸いです。
※札幌近郊の市町村にも対応しているそうです
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