夫の浮気の問い詰め方、切り出し方は?コツや注意点など

「旦那のスマホを見て、浮気を知ってしまったのですけど、どうしたらいいですか?」という相談が多くあります。当事務所の見解をまとめました。

 

離婚するか、探偵に依頼するかを決める

まず奥様がご主人と離婚したいのか、がポイントになります。「離婚する」のであれば、証拠が重要になるので、探偵に依頼した方がいいかもしれません。

逆に「離婚しない・迷っている」のであれば、慎重に考えましょう。「探偵に依頼したことでご主人が逆ギレする」「ご主人が不倫を認めても逆ギレして家出する」「不倫相手に慰謝料請求するならお前とは離婚すると脅してくる」というケースがあるためです。

不倫の証拠があれば、すべて解決するわけではありません。探偵に依頼して肉体関係の証拠を得て、ご主人が浮気を認めても、必ずしも奥様に謝罪するわけではありません。一定数、逆ギレします。奥様が離婚したくないのであれば、不倫相手に慰謝料請求できず、調査費用だけが無駄になるケースもあります。また、相手が既婚者であったり、ご主人が独身と嘘をついていた場合なども、相手に慰謝料請求はできないことがあります。

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慰謝料請求の前提を知る

ここからは「浮気されても離婚しない」ことを前提に書きます。

不倫相手に慰謝料請求するためには、証拠が必要です。ただ、基本的には「ご主人が肉体関係を認めていれば慰謝料請求は可能」です。必ずしもホテルに出入りする写真や動画が必要なわけではありません。ご主人が肉体関係を認めたら、念書を書いてもらうと証拠になります。

また、相手の住所や氏名が分からなくても、連絡する手段があれば慰謝料請求は可能です。最近では友人でも住所を知らないなど珍しくなく、当事務所の依頼の半数以上は不倫相手の住所が分かりません。それでも慰謝料請求できることが多いです。SNSで知り合ったなど、フルネームが分からないことも多いです。

ただ、先ほども書いたように、不倫相手が既婚者であったり、ご主人が相手に独身であると嘘をついていたり、相手が17歳以下であったり、まったく相手と連絡する手段がなかったり、ご主人が肉体関係を認めても慰謝料請求できないこともあります。

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ご主人が肉体関係を認めるとは限らない

どんな証拠があるにせよ、ご主人が肉体関係を認めるとは限りません。極端に言えば、探偵に依頼してラブホテルに出入りする写真を撮っても「中で会話していただけだ。肉体関係はない」と言うかもしれません。

正直、ご主人を問い詰めて、どういう反応をするのかは私にも分かりません。証拠がなくても肉体関係を認める人もいれば、その逆もいます。あっさり肉体関係を認めて「浮気したけどなに?そっちが離婚したいならするけど」と反省しない人もいます。

ただ、結果がどうなるにしても、「浮気を知ったのに問い詰めない」という選択肢はないですよね。

大切なことは、ご主人の考えを聞くこと、また浮気させないこと、なにより離婚しないことだと思います。

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手紙で問い詰めることをオススメしています

もし、ご主人に浮気を問い詰める(浮気の話を切り出す)のであれば、手紙を書くことをオススメしています。詳細は【浮気した夫に手紙で気持ちを伝える】に書いてあります。話し合いだと、ご主人に邪魔されて、最後まで伝えられないことが多いためです。

手紙は直接、ご主人に渡して、その場で読んでもらって、少し考える時間を与えて、という流れをオススメします。考える時間を与えるのはご主人のためではなくて、男性はテンパると嘘をつくので、嘘をつかないようにさせるためです。奥様のいない場所で読むと、LINEを消されたり証拠隠滅に動くことがあるので、スマホを触らない状態で読んでもらうことも良いです。録音はほとんど後で使うことにはならないと思いますが、ないよりはあった方が安心かもしれません。可能であれば、奥様の母親などが同席していると安心です。夫婦二人きりより、おかしなことを言いだす可能性が減ります。安全性も高まります。

ご主人から質問があっても、すぐには答えず、「質問にはあとでまとめて答えるから、先にあなたの気持ちや考えを教えて」とした方が良いでしょう。質疑応答すると、どんどんヒートアップして、本題から離れるためです。

ご主人がなにを言うかは分かりませんが、まずは話を一通り聞きましょう。

ご主人が肉体関係を認めたら、念書を書いてもらってください。肉体関係を認めない場合でも、〇〇のホテルに宿泊したけれど肉体関係はない、キスはした、など、できるだけ多くを書いた方が、あとで役に立つことがあります。書かない場合、無理しないでくださいね。

次に、ご主人のスマホを見せてもらうか、LINEは消さないように言うと良いでしょう。肉体関係を認めた場合でも、「ただ食事しただけだ」という場合でも、スマホを見ればお互いに納得できることが多いです。本当にやましいことがない男性であれば、自分から見せてくれる人もいます。プライバシーを理由に見せない人もいるそうですが、愛する奥様の不安を解消することと、ただの知人とのLINEのやり取りを見せることは比べるまでもないでしょう。

LINEのアカウントをブロックしたり、削除したり、履歴を削除すると慰謝料請求が難しくなるので、連絡先などは絶対に消さないようにした方が良いです。

その場で夫のスマホから女性にスピーカーフォンで電話させる人もいます。「妻に不倫がバレたからもう会えない」と言わせるなどです。このとき、奥様が直接、話しても相手は無言になったり、ケンカになるので、奥様は話さない方がいいです。また奥様が横にいると分かると、相手は無言になります。

ちなみに、これをしてしまうと、相手からLINEをブロックされて、連絡が取れなくなってしまうことがあります。相手がご主人の同僚であったり、共通の知人であったり、住所を知っていたり、なにかしら別の方法で連絡できるのであれば大丈夫ですが、そうでない場合にはご注意くださいね。

ご主人が肉体関係を認めた場合も、認めなかった場合も、どちらもすぐご相談いただけるとお役に立てる可能性が増えます。

肉体関係を認めたのであれば慰謝料請求書を、キスしただけであれば二度と会わない誓約書を作成できます。

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LINE相談は無料です。24時間365日受け付けているので、できるだけ早くお問い合わせください。時間が経過すると、相手と連絡が取れなくなったり、ご主人が余計なことをする可能性が増えるためです。

 

Q&A

その他、よくある質問を簡単に。

〇〇の証拠で大丈夫ですか?

分かりません。探偵に依頼して得た証拠があっても、ご主人が肉体関係を認めるとは限りません。また裁判で勝てる証拠がどうか、という意味であれば弁護士さんしか回答できません。

探偵に依頼した方がいいですか?

依頼しない方がいい、とは思いません。依頼して証拠があった方が、ご主人が認める可能性は高まります。ただ、安くない費用がかかるので、金銭的な事情によると思います。ちなみに当事務所に相談される方の7割以上は探偵に依頼していないと思います。

話し合いでコツや注意点はありますか?

ご主人から「探偵に依頼したの?」「弁護士に相談してんの?」など質問された方がいます。それは今、聞く質問ではありませんよね。探偵に依頼しようがどうだろうが、自分のしたことは自分が一番、理解しているはずです。また「覚えていない」という言葉も、なにを覚えていないのか。自分のLINEの履歴に残っている相手の存在を覚えていないのか。1回も肉体関係を持ったか覚えていないのか。

ちなみに話し合い(手紙を渡したあと)は、半数以上が想像通りにならない、と思ってください。無言になり1晩ひと言も喋らなかったり、スマホを持って家から脱走したり、トイレにこもったり、暴れたり、まったく理解できない明らかな嘘をついたり、いろいろな人がいます。特に、絶対にスマホを見せない、という人は多いです。

期待しない、ということが一番のポイントかもしれません。

 

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LINEやメールの相談はすべて無料です。遠くにお住まいの方でもご相談、ご依頼いただけます。LINEやLINE通話(音声のみ)を利用して、面談なしでも大丈夫です。初回の面談(2時間まで)も無料です。札幌駅と大通駅から徒歩10分。

※ 相手の住所が分からなくても相談OKです

※ 探偵に依頼して得た証拠などがなくても、配偶者が肉体関係を認めていれば請求できます