『別れたと言っていたのに、まだ連絡を取っていた』
『不倫をやめてくださいと言っても無視される』
『仕事上の付き合いだ!と言って、連絡を止めない』
『やましいことはない!とキレられる。話ができない』
『そんなに疑うなら出ていけ!離婚だ!と逆ギレされる』
『一度は反省し、泣いて離婚したくないと言っていたのに、また同じ相手と不倫していた』
これらは実際に、ご主人の不倫に悩んでいる女性からのご相談です。夫の不倫をやめさせる方法について、ご紹介します。
浮気をやめてくれないケースは2パターン
A、反省しているけど、繰り返してしまう(夫は離婚したくない)
これは、同じ人との浮気を繰り返してしまう場合や、何度も浮気がばれている場合も含みます。優柔不断で別れられない、どっちも好き、というケースもあります。ただ、夫本人は、積極的に離婚したくない、という状況です。
B、反省せず、逆ギレする(夫は離婚しても構わない)
浮気がバレても、行動を改善しない場合です。嫌なら出て行け、離婚してもいいんだぞ、という状況です。
このページでは、逆ギレする夫についてご紹介します。優柔不断な夫は次のページです。
浮気をやめさせる方法?
インターネットで『浮気をやめさせる方法』などで検索したとき、よく見かける方法は以下の通りです。
1位:探偵や法律職を駆使して、慰謝料を請求する
2位:帰りたくなる、暖かい家庭にすること
3位:不倫相手より魅力的になる
ほとんどの場合、Aのパターンでしか意味がない
1位:探偵や法律職を駆使して、慰謝料を請求する
同じ女性と不倫していて、やめられない場合などは、女性に慰謝料請求すると、相手から別れて貰えるかもしれません。とても有効な手段です。ただ、B夫の場合、逆ギレすることは目に見えていますし、慰謝料請求なんかしたら離婚する、と宣告されていることも珍しくありません。証拠なんか見せた日には、家を出て行くかもしれません。
2位:帰りたくなる、暖かい家庭にすること
デメリットはないと思います。奥さんにも改善すべきことがあれば改善し、ご主人が不倫に飽きたら、帰ってくるかもしれません…。ただ、B夫の場合、ほとんど奥さんがどうこうは関係ありません。そもそも、家に帰ってこない、ということも珍しくありません。
3位:不倫相手より魅力的になる
これは、どちらでも効果は分かりませんが、よく見かけるアドバイスです。(まったく共感できません)
B夫で悩んでいる妻はたくさんいる
ご主人が離婚したくない場合、まだ救いがあります。もちろん、とても辛いことは同じですが、奥さんの行動次第で、離婚は回避できるかもしれません。問題は、Bのパターンです。友人や家族に相談すれば、ほぼ離婚を提案されますが、そう簡単に離婚できる人ばかりではありません。子供のこと、経済的なこと、さまざまな事情があります。なにより、不倫された=愛情がゼロになるとも限りません。
このページはBのパターンについて、考察します。離婚の可能性については、もう嫌になるくらい考えているかと思いますので、ここでは書きません。離婚した方が楽かもしれません。ただ、離婚しない、とした前提で書きます。
結論は、いい方法はない
結論から述べると、不倫がバレても反省しない夫を、理想の夫にする方法はありません。残念ですが…。これまで、たくさんの同じ悩みを持つ方の相談を受けてきましたが、我慢を続けるか、離婚するか、のどちらかになることがほとんどです。
ですが、例外的に、元の夫婦関係に近づけたケースもあります。これまでの失敗例、成功例から、学んだことをご紹介します。
有責側からは離婚できないけど…
まず、法律で考えると、浮気した側(夫)から離婚をすることは出来ません。このため、いくらご主人から、離婚するぞ!と脅されても奥さまが離婚届にサインしない限りは、離婚には至らないでしょう。(何年も別居した場合などは除く)
しかし、人の行動は制限できません。ご主人がその気になれば、家を出ていく、家庭内別居、家でまったく会話してくれない、無視するなどの行動に出るかもしれません。これらは法律ではどうにもできません。強制できるのは、離婚だけです。
つまり、浮気された被害者的な立場であっても、離婚したくないのであれば、実際にはとても弱い立場なのです。
注意が必要なこと
不倫で逆ギレする夫に対して、注意が必要なことです。
・過剰に反応しない
もし、浮気の事実を知って、まだ夫に問い詰めていない場合、まず証拠を集めるべき!というアドバイスが多いと思います。しかし、その証拠をつきつけたところで、ご主人が素直に認め、謝罪するとは限りません。特に、興信所や探偵に依頼する場合は注意が必要です。探偵をつけたことに対して激昂する夫もいます。
もちろん、証拠がなければ、浮気を認めないかもしれません。ただ、離婚しないことと、逆ギレされることが確実な場合は、証拠がいくらあっても、悩ましいことになるのです。同様に、相手や自分の親に言うなども注意が必要です。
・離婚という言葉は最後まで言わない
浮気を知ってしまったとき、出て行け!や実家に帰る!と言いたくなると思います。しかし、残念ながら、それに効果があるとは限りません。普通であれば、夫から『やだ!』と言われますが、『どうぞ、好きにすれば?』と言われるケースもあるのです。もう離婚する!と言っても、『わかった』と返されることもあります。
気持ちは分かりますが、ご主人のタイプによっては、逆効果かもしれません。浮気された側は、ある意味で、いつでも離婚できます。本当に離婚を決意したときに宣言すれば遅くないはずなので、タイミングを考えてください。
同様に、『慰謝料は払えるのか?』『子供の養育費は考えているのか?』など、離婚を前提とした非難も慎重にしましょう。
・子供のせいにしない
子供がいれば、子供のことが一番、気になると思います。子供がいなかったら、すぐにでも離婚しているかもしれません。ただ、それをご主人に言うのは、逆効果かもしれません。
これを言うと、奥さんが正義で、ご主人は子供を捨てる極悪人、のような立場になってしまいます。ほとんどその通りなのですが、それが正論だとしても、ご主人は嬉しい気持ちにはならないでしょう。目的はご主人の責任を追及することではなく、円満な夫婦に戻ることです。
また、夫婦は、子供を育てるため“だけ”に暮らしているのではありません。お金が必要なだけで、俺は必要とされていない、と思われないようにしましょう。
微妙なアドバイス
アドバイスというか、感想です。根本的な解決にはなりません。
・不倫をやめない夫を理解することは難しい。変えるのは無理。
そもそも、奥さんに不倫がバレても不倫をやめない、逆ギレする、ような夫は、まともな対応を期待することは困難です。理解することは出来ません。なにかをしたところで、性格が良くなるとは思えません。もう理想の夫婦像は捨てて、諦めて、開き直るしかないかもしれません。
・ご主人に依存し過ぎかも。働いた方がいい。重い。
こんな酷いことをされて、離婚しない理由はなんでしょうか…?
愛情があるから、という場合、その考えがご主人にとって、重いのかもしれません。ご主人に依存し過ぎていたり、夫婦としての理想が高く、ご主人の居心地が悪いのかもしれません。少しだけ冷静になって、心の距離を置くことも大切です。
経済的に不安で離婚できないのであれば、働くことも良いかもしれません。もし離婚になったときに安心ですし、経済的な不安がなくなれば、離婚も別の視点から考えられます。
・話題にしない
ご主人が不倫や疑わしい行動をやめてくれない場合、とても辛く、つい、詮索したくなります。でも、これは逆効果です。うざいと思われます。基本的には、話題にしない方がいいでしょう。
・慰謝料請求する
興信所や法律職のサイトにあるように、証拠を集めて慰謝料請求するのもいいかもしれません。逆ギレされても、夫からは離婚できないんだし。ただ、円満な夫婦に戻れなくなるリスクもありますが…。開き直って、離婚してもいい、くらいの覚悟があるのなら、いいかもしれません。
一番、重要なことは、無理し過ぎないこと
『主人が残業のとき、本当に仕事か不倫か分からず、疑ってしまい苦しい』
『夫の携帯電話が鳴るたびに、疑ってしまう。思い出してしまう』
『夫が帰ってこない、どこにいるか分からない』
夫婦の将来も不安ですが、最も重要なことは、奥さんのメンタルです。ストレス病気になってしまったり、自傷行為を考えてしまうことが珍しくありません。眠れず、思考能力が低下し、交通事故を起こしてしまった方もいます。
『どうしたいか?』『どうするか?』も大切ですが、まずは誰かに相談して、メンタルをケアすることが最優先です。興信所や法律関係者に相談するより、心療内科を受診したり、カウンセリングを検討した方がいい場合もあります。まずは、奥さんのメンタルを最優先に考え、結論を焦らないこと重要です。
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※ 相手の住所が分からなくても相談OKです
※ 探偵に依頼して得た証拠などがなくても、配偶者が肉体関係を認めていれば請求できます