浮気を問い詰めたときの言い訳ランキング

浮気の証拠を突き付けてご主人と話し合っても、素直に認めてくれるか不安ですよね。このページでは、浮気の話し合いのときに、よくある言い訳をランキング形式でお伝えします。(あくまで当事務所の経験です)

※ 言い訳と書いていますが、本当に真実なのかもしれません。嘘(言い訳)か真実かは本人にしか分かりません。あくまで、そういう返答があった、という内容です。

 

ラブホテル編

探偵に依頼したり、自分で尾行してラブホテルに出入りする写真を撮ったり、ラブホテルのレシートやメンバーカードを発見したり、ラブホテルの中で二人で映る写真があったり…。かなり確実そうな証拠であっても、ご主人が肉体関係を認めるかは分かりません。

第1位:ホテルに入ったけど、なにもしてない(途中でやめた)

圧倒的な1位は、ラブホテルには入ったけれど肉体関係はなかった、です。「しようと思って入ったけれど、浮気はダメだと思ってなにもしなかった」などが多いです。2位も同じですが、ラブホテルに入ったことは認めても、肉体関係は認めない、というケースが多いです。探偵さんはラブホテルに出入り写真は撮れても、部屋の中でなにをしていたか、までは撮れません。もちろん、それは当たり前なので裁判などでは「ラブホテルに入ったけれど何もしていない」は通用しない可能性が高いそうです。ただ極端な例では、ラブホテルには10回行ったことは認めるけれど、肉体関係は認めない、というケースもありました。このように慰謝料請求できる証拠と、本人が認めるかは別の問題なのです。

第2位:ゆっくり話したかったから(ゲームしていた)

これも1位と同じ内容ですが「ゆっくり話をするためにラブホテルに入った、やましい気持ちはまったくない」という回答です。正直、まったく理解できないですよね。カラオケでもカフェでも、いくらでも話をする場所はあるはずです。しかし、それを言っても「価値観の違いだね」で終わります。「ラブホテルに入ったけれど、なにもしてないからいいじゃない!逆に、疑うお前がおかしい」と言われることもあります。相手から相談があって、誰にも聞かれたくなかったからラブホテルに入った、が多いです。ゲームをしたかった、カラオケをしたかった、などもあります。

第3位:デリヘルを呼んだだけ(援助交際だから…)

これも多いです。「ラブホテルには入ったけれど、この女性はデリヘル嬢です。デリヘルを利用したことは謝るけれど、浮気じゃないです」など。いやいや!車から出てきて、一緒に入った写真があるよ!と言っても、デリヘル嬢と待ち合わせてホテルに入っただけです。と言われます。

デリヘルの利用も浮気です。これはさておき、通常、デリヘル嬢に慰謝料請求はできません。(業務外なら別ですが) 浮気相手を守るためには、有効な嘘といえます。同様に、相手とは援助交際だから、大事になったら俺が逮捕される…(だから慰謝料請求は諦めて)などもあります。

番外編:ラブホテルのカードを拾った、貰った

意外と多いのが、ラブホテルのカードやレシートを理由に問い詰めたとき、「それは拾った」「先輩から預かった」などの返答です。いやいや、誰が道に落ちているホテルのカードを拾って財布にしまうんだ!と思いますが、男性はテンパると面白いことを言います。

対策

ラブホテルに出入りするだけの証拠だと、こうした言い訳をされたときに困ります。相手とのLINEを見せてもらったり、関係性を把握できる情報とセットで得ることが大事です。

 

LINE編

浮気の証拠で最も多いのが、ご主人のLINEを見てしまった、スマホやタブレットを同期したらLINEやメールを読めた、などです。

第1位:LINEの内容は冗談(そういう相手)

「またラブホテルに行こうね!」など、肉体関係があったことが推測されるLINEの履歴があっても、「それは冗談。実際にはそんなことしていない。相手はそういう冗談を言うのが好き」などと言われることがあります。なにが冗談なの?なにが面白いの?そんなの絶対に嘘だよね?と言っても「価値観の違いだね」で終わりです。ちなみに、もっともっとリアルなやり取りも多くありますが、気持ち悪いのでここには書きません…。

第2位:写真を撮っただけ

LINEの履歴に、様々な写真(二人でベッドの上でピースしているなど)があったとします。それでも、写真を撮っただけで肉体関係はなかった、という人もいます。別々にお風呂に入ったなどです。

第3位:会っただけ、食事しただけ、マッサージされただけ

もう説明は不要ですかね。どんなLINEのやり取りがあっても、「それは冗談」「〇〇しただけ」で、絶対に肉体関係は認めない人が一定数います。

補足

勝手にスマホを見るのは違法か?という疑問に関しては、たくさんの記事がインターネット上にあります。「配偶者の携帯電話を勝手に見ることは違法か?」で検索してみてください。まとめると、厳密には違法だし、見ていいとは言えないが、実際にはあまり問題にならないことが多い、という感じだと思います。

対策

LINEだけの証拠だと、言い逃れしやすいかもしれません。対策のポイントは「他の人が聞いたときに納得できるか」です。他の言い訳でも同じですが、相手が奥様だけであれば、ありえない嘘をついても困らない(なめられている)ので、できるだけ、親など、第三者が同席することがオススメです

 

物的証拠編

長くなるので、ここからは簡単に。

第1位:旅行に行っただけ

二人で宿泊の旅行に行っていた場合(予約サイトや領収書などを発見)など、旅行に行ったことは認めても、肉体関係を認めないことが考えられます。

第2位:相手の家で食事(ゲーム)していただけ

宿泊先がラブホテルではなく、相手の自宅の場合、泊まったけれど、食事してゲームしてただけ、と肉体関係を認めないことが考えられます。

第3位:ラブホテルの駐車場で寝ていた(GPS)体調が悪かったから

スマホやカーナビのGPSの履歴を理由に問い詰めた場合。ラブホテルに3時間いたのは、ちょっと体調が悪くなって、たまたま近くにあった場所で、車の中で横になっていただけ。それがどこかは覚えていない。など。その他、繁華街などは、GPSの精度が悪いだけで、近くの居酒屋にいた、など。

第4位:手紙をもらっただけ

「誕生日は楽しかったね!また来年も一緒に〇〇しようね!愛してるよ!」など。手紙はもらっただけ。食事しかしてない。

番外編:コンドームやバイアグラが…

コンドームが減っている、バイアグラを使っている形跡があった、という相談も多いです。それに対する返答は「自慰行為で使った」「ヘルスや風俗店で使った(使おうと思ったけど、途中でやめた)」「試しに…」などが多いです。あまりこれだけで認める可能性は低いようです。

 

相手を隠す編

探偵に依頼してラブホテルに行った写真(証拠)があっても、相手が誰か分からないこともあります。

第1位:相手が誰か知らない、覚えていない

居酒屋で知り合ったから、ナンパだから、ネットで知り合ったから、相手が誰か知らない。覚えていない。連絡先も消した。など。相手に連絡する方法が一切ないと、なにもできない可能性が高いです。

第2位:相手も既婚者(相手の旦那が怖い)

肉体関係は認める。でも相手の女性も既婚者で、バレたら逆に俺も慰謝料請求されるから、なにもしないで欲しい!(それが妻と子供のためだ) 相手の夫は怖い人らしいから、なにもしない方がいい! まず、本当かどうか確認するのが先です。

第3位:会社の同僚だからバレたら解雇される

肉体関係は認める。でも相手の女性は同僚で、会社にバレたら〇〇だからなにもしないで欲しい!(それが妻と子供のためだ) 不倫の半数近くは同僚だし、基本的に不倫と会社は関係ない。慰謝料請求しなくてもその女性が会社に言わない保証はないし、慰謝料請求されたから会社に報告する理由もメリットもない。

第4位:相手がメンヘラ(刺されると困るでしょ)

肉体関係は認める。でも相手の女性はメンヘラで、危ないからなにもしないで欲しい!(それが妻と子供のためだ)

 

心理編

証拠とは少し関係ありませんが、ご主人に浮気(嘘)を問い詰めたときに、よくある流れ。

第1位:嘘をついたのは心配させたくないから(怒られるから)

「仕事(出張、残業、休日出勤)だと言っていたのに~」「二度とこの女性に連絡しないと約束していたのに~」「女性と二人で会う(連絡する)ときは〇〇すると約束していたのに~」などなどはすべて「妻を心配させたくないから」という都合のよい理由。

誰がそんなことを求めた?逆効果でしょ?と言っても、ごめーんで終わり。

第2位:誤解させたくなかった

上と同じ。「誤解」とは、なにとなにの間の誤解なのか。なにが正しくて、なにが間違いなのか。奥様が知ったら怒られること、悲しむことなのであれば、最初からするべきではない。誤解されない方法(ラブホテルに行かないなど)はたくさんある。そこまでしてラブホテルでカラオケしたい?カラオケボックスじゃダメなの?二人だけで話がしたいなら、貸会議室でも車の中でもあるよね。

 

番外編:不倫を認める。だから離婚しよ

嘘をついて、離婚したくないという男性はまだ可愛い方。開き直って、不倫を認めて、慰謝料は払うから離婚しよ!という男性も多い。離婚すると言えば、奥様が困ると知っているから。

 

総合的な言い訳

ラブホテルに行ったけど、途中で浮気は悪いと思って、なにもしなかった。悩みを聞いただけ。LINEで気持ちよかったね!というのはマッサージしたこと。温泉旅行も友達として一緒に行っただけ。二人で写真は撮ったけれど、友達だから普通でしょ?旅行を仕事と嘘をついたのは、君に誤解させたくなかったから。彼女とは友達で、浮気はしていない。疑うなら離婚しよ!

…実際にこれに近いケースもあります。

 

アドバイス:真実を知ることではなく、二度と不倫させないことが目的

もちろん、ここに書いたことは一例であって、すべての男性が浮気(肉体関係)を認めないわけではありません。普通の男性であれば、明確な証拠がなくても、認めることが多いでしょう。

なにが言いたいかというと、これからご主人に浮気を問い詰める人は、こうした言い訳をされる可能性を理解しておいてほしい、という点です。そして、それほど珍しくもありません。ご主人が肉体関係を認めないため、グダグダで終わってしまうことも多いです。

繰り返しになりますが、ラブホテルに出入りする写真があっても、ご主人が肉体関係を認めるとは限りません。部屋の中でなにをしていたかは、本人たちにしか分からないのです。

ご主人との話し合いの目的は、女性に慰謝料請求するために肉体関係を認めさせること、ではなく、二度とご主人に不倫させないために反省してもらうこと、だと考えましょう。

別の言い方をすれば、どんなに証拠があっても認めない人は認めないので、どこかで諦めて、気持ちを切り替える必要があるかもしれない…ということです。

最初から「ご主人が素直に肉体関係を認めて、女性から慰謝料が受け取れる」という仮定で進めると、そうならなかったときに嫌な気持ちになります。

関連ページ:【ご主人が肉体関係を認めてくれれば慰謝料請求できる!

 

総合的なまとめ

もちろん、ご主人が肉体関係を認めてくれたら、堂々と女性に慰謝料請求しましょう。慰謝料請求については【離婚しないで不倫相手だけに慰謝料請求したい】のページをご覧くださいね。

逆にご主人が肉体関係を認めなくても、ラブホテルに入ったことなどを認めたのであれば、【慰謝料請求しない解決方法とは?浮気相手に念書を書かせる】で終わりにすることも考えましょう。

いくら肉体関係を認めなくても、本人たちは真実(肉体関係があったこと)を理解しているし、慰謝料を払わなくてもいいならサインするデメリットもないはずです。

どちら(ご主人が肉体関係を認める・認めない)にしても、二度と不倫させないために行動することが大切です。

 

夫に浮気された妻が知っておくべき30のこと

夫に浮気されたときに知っておきたいことをまとめました。証拠のこと、夫が逆ギレしたときのこと、浮気相手に仕事を辞めて欲しい、浮気相手に謝罪をさせたいなど、これまでのご相談で聞かれたことをまとめています。詳しくは【夫に浮気された妻が知っておくべき30のこと】をご覧くださいね。

 

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※相手の住所が分からなくても大丈夫です

※証拠がなくても、ご主人が肉体関係を認めていれば大丈夫です