慰謝料が絶対に受け取れる保証はない

不倫についてインターネットで調べると、『なにより証拠が大事』『とにかく専門家に依頼して慰謝料を請求しよう』など、たくさんの情報がヒットすると思います。確かに、高額なお金を費やして不倫の証拠を集め、慰謝料を請求することは可能でしょう。ただ、慰謝料を『請求すること』と『支払って貰うこと』はまったく別の問題です。あまり詳しく書かれることの少ない、慰謝料請求のデメリットをご紹介します。

慰謝料が受け取れないケース

離婚しない場合、不倫の証拠があれば、絶対に慰謝料が受け取れるわけではありません。代表的なものは、こちらです。

本当にご主人が既婚者だと知らなかった(ご主人が独身だと嘘をついていた)

相手も既婚者で、お互いに慰謝料請求しないことになった

・相手の住所や名前が嘘で、請求先が分からない

・本当に肉体関係がなかった

最大の壁は浮気した夫や妻

また、これまでの経験上、慰謝料請求を諦めることになるケースで最も多いのは、浮気した夫や妻から、『彼女や彼に慰謝料請求するなら、離婚する!』という脅しです。浮気された側が離婚したくない場合、目的は慰謝料ではなく、夫婦関係の修復です。こう言われてしまうと、諦めることしかないケースもあります。当事務所では、慰謝料請求をオススメしないこともあります。

その他、特殊なケース

例えば…『お金はないので、死んで償います』と言われた場合

もちろん、そんな脅しには屈せず、働いてでも慰謝料を支払って欲しいですよね。しかし、そうした脅しをしてくるケースもあります。

例えば…『裁判でもなんでもやってみろ。その代わり、やったらお前の子供がどうなるか分かってんのか!』と言われた場合

もちろん、脅迫や恐喝は犯罪ですが、実際に言われると怖いのです。誰かが守ってくれるわけではありません。

例えば…『なんで私だけ悪者なんだ!お前の旦那が不倫したことを、近所中に言いふらしてやる!』と言われた場合

簡単に引っ越しができる環境ならいいのですが、マイホームがあったり、自営業の場合はそう単純な話ではありません。子どもの学区もあります。もちろん、脅すことも言いふらすことも犯罪ですが、言いふらされた後にその人が逮捕されたところで、信用が戻るわけではありません。

例えば…『私には財産がありませんので、裁判でも何でもお好きにどうぞ』と言われた場合

どんなに証拠があっても、お金がない人からお金は受け取ることができません。実際に1円も回収できなかった方もいました。

以上はあくまでも例で、あまり現実的によくあることではありません。ただ、どれも当事務所で実際にあったケースです。悔しいですが、世の中には関わらない方が良い人もいます。

慰謝料請求にどれだけのお金が必要か?

これだけのリスクがありながら、請求にはお金がかかります。

・証拠が少ないので、探偵に依頼しようとすると○万円かかると言われた

・住所が分からないので、探偵に依頼しようとすると○万円かかると言われた

・弁護士さんに依頼しようとすると○万円かかると言われた

などです。もし、最初から慰謝料は必ず貰えるような説明をされた場合は、注意が必要です。

結局、赤字になるかもしれない

もし、無事に慰謝料が受け取れることになっても、その金額はいくらでしょうか? 離婚しない場合の慰謝料は、50万円から100万円程度と言われています。調査や請求に多額の費用をかけてしまうと、赤字(マイナス)になるケースもあります。

請求にはお金をかけないことが大事

その点、当事務所では慰謝料を請求するとしても、着手金が5千円だけで、『実際に慰謝料を受け取ることができた場合のみ』に成功報酬を頂いております。つまり、理由を問わず、実際に慰謝料を受け取ることが出来なければ、5千円しか損をしないということです。また、成功した場合でも、成功報酬は実際に受け取れる慰謝料の10%から15%のみです。

『どんなにお金がかかってもいいので、復讐のために争いたい』という場合はお役に立てませんが、『損をせず、長引かないように請求したい』という場合は、ぜひ、当事務所にご相談くださいね。もちろん、初回相談料は無料で、メールやLINEなどでもお話を伺います。相手と争わず、できるだけ早期に解決できるような内容証明の作成を行います。

着手金ゼロ円でも赤字になることが

最近では、着手金ゼロ円で慰謝料請求してくれる専門家もいます。詳しくは書けませんが、求償権を放棄していなかったり、ダブル不倫の場合で、結果的に赤字(マイナス)になってしまったという相談もあります。これは特殊なケースかもしれませんが、事前に、最終的にいくら費用がかかるのかの確認が重要です。

1日でも早く終わらせる

不倫でお悩みの方の多くは、『不倫相手が許せないから、慰謝料請求したい』という気持ちと同時に、『こんなこと、1日でも早く終わらせたい。もう不倫相手と関わりたくない、考えたくない』という気持ちがあります。不倫されると、本当に辛いものです。しかし、興信所に依頼して、裁判して…となると、数ヶ月以上はかかります。その間、ずっと辛い気持ちが続くかもしれません。法外な金額を要求し、争う時間は無駄です。当事務所では、『妥当な金額を要求して、すぐに支払って貰い、さっさと終わらせる』ことをオススメしています。早くこのストレスから開放されて、配偶者と向き合えるよう、お役に立てると幸いです。

諦めることも必要

慰謝料請求はケジメなので、基本的には行うべきです。しかし、上記のように、どれだけ証拠があっても、慰謝料請求を諦めるケースもあります。当事務所では、そうした場合でも応援しています。利益のために、慰謝料請求を迫ることはしません。

慰謝料を請求しない相談もできる

不倫や浮気に関する相談ができるサイトのほとんどは、証拠を集めるか、慰謝料請求するか、のどちらかです。逆にいうと、慰謝料請求しない場合、相談先があまりないと思います。しかし、当事務所では、慰謝料請求しない場合でもご相談いただけます。具体的には、浮気した夫や妻に書いてもらう念書や誓約書の作成などです。離婚したくない、夫婦関係を修復したい、離婚に悩んでいる、という場合は、お気軽にご相談くださいね。

 

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離婚しないで不倫や浮気の慰謝料請求なら

行政書士札幌中央法務事務所では夫や妻に浮気されても離婚しないをテーマに浮気相手にだけ慰謝料請求するための慰謝料請求書や示談書の作成を行っています。ご依頼時の着手金は5500円(税込み)だけ。

LINEやメールの相談はすべて無料です。遠くにお住まいの方でもご相談、ご依頼いただけます。LINEやLINE通話(音声のみ)を利用して、面談なしでも大丈夫です。初回の面談(2時間まで)も無料です。札幌駅と大通駅から徒歩10分。

※ 相手の住所が分からなくても相談OKです

※ 探偵に依頼して得た証拠などがなくても、配偶者が肉体関係を認めていれば請求できます