浮気されたけれど離婚したくない、というご相談がたくさんあります。
浮気=離婚ではない
当事務所にご相談される方の約8割は、浮気されても、離婚せずに夫婦関係の修復や再構築をされます。最初は離婚相談でいらして、結果的に再構築される方も珍しくありません。
しかし、ご主人や奥様が浮気をして、それを友人やネット上の誰かに相談すると、『絶対に離婚婚した方がいい』『絶対、また浮気する』と言われるかもしれません。本当にそうでしょうか?このページでは、不倫(浮気)と離婚についてご紹介します。
浮気されると、とても辛い
ご主人や奥様に浮気されると、とてもとても辛いはずです。当事務所では、これまで、たくさんの辛い心境を聞いてきました。
詳しくは、「浮気された妻の気持ち」をご確認ください。
浮気されても、離婚しない理由
・子供の将来のために、離婚したくない
・結婚を祝福してくれた周囲に申し訳なくて離婚できない
・浮気されても、愛情がなくなったわけじゃない
など、さまざまな理由があります。
浮気は絶対に許されるものではありません。しかし、浮気されても、離婚しないご夫婦がたくさんいることも事実です。離婚すれば幸せになれる、とは限りません。そして、悔しいことに、浮気される=愛情がゼロになる、とも限りません。
結婚が長くなると、『夫が外で浮気しようが、興味がない。稼いでくれれば問題ない』という人もいます。それが理想の夫婦像ではないかもしれませんが、多くの夫婦は、理想通りではありません。愛情も、お金も、体裁も、どれも重要です。
再構築までの、3つのステップ
再構築に向けて出来ることを、3つの段階に分けてご紹介します。
浮気発覚時にできること
浮気の問い詰め方を間違えないこと
浮気が発覚したいとき、つい、相手を罵倒したくなります。確実な証拠を集めようと、必死になって、嘘を見破ろうとするかもしれません。真実を知ることは大切ですが、問い詰め方を間違えると、離婚が近づきます。
必要のない情報は聞かない、見ない
慰謝料請求には証拠が必要と考え、携帯電話やパソコンをすべて調査し、カーナビの履歴に電子マネー(Suicaなど)の履歴を確認し、携帯電話の通話履歴やクレジット明細の過去分を請求。
慰謝料請求には相手の情報が必要と思えば、フェイスブックで本人から家族、友人関係まで調べ、住所が分かれば家まで行ってみたり、職場まで行ってみたり、職場から自宅まで尾行してみたり、職場へ電話で在籍確認してみたり。携帯電話のデータ復旧から、ここには書けない方法で情報を集める人もいます…。
さて、そこまでするとどうなるか?やっぱり、忘れられなくなります。知れば知るほど、トラウマが増えます。匂いでフラッシュバックするという方もいます。
もちろん、状況に応じては証拠などを集めることも大切です。ただ、調べる前には、覚悟が必要だと思います。知らないほうが幸せなこともあります。
一番、辛いときにできること
考えない!は無理
考えないようにしても、絶対に考えてしまいます。眠ようと思っても、眠れません。浮気された辛さは、自分ではコントロールできません。自分で忘れよう、気にしないようにしよう、と思っても、それが出来ない自分にイライラしてしまいます。
相談は、適切な人にする
相談にも、注意が必要です。例えば、友達に相談しても、『絶対に離婚した方がいい!』と言われたり、『そんな小さなことで悩んでいるの?』と言われたり、自分の望む答えが返ってくるとは限りません。親に相談すると、激怒して、離婚を避けられなくなることもあります。逆に相談したことでストレスになっている人も大勢います。
『友達や親に相談しても、みんな離婚した方がいいという意見でした。でも、私はこんなことがあっても愛情は残っているし、子供には父親が必要だと思うんです…。だから今日、初めて「再構築できるよ、応援するよ」と言われて、本当に嬉しかったです!』と言われたことがあります。
周囲の方の、あなたを心配するからこそ、離婚しても応援するよ!という優しさなのですが、ときに、それが悩ましいこともあります。
ひとりで悩まない
一方で、ご相談にいらっしゃる方の中には、『こんなこと、家族にも友人にも相談できなくて、眠れないし体調も悪いのだけど、子供には心配かけたくないので、家では出来るだけ、なにもなかったように振舞っています…』という方も珍しくありません。
こうした我慢してしまうタイプの方は、とっても心配です。少なくとも、人に話すことで、ストレスはかなり軽減できると思います。真面目なひとほど、自分ひとりで抱えこんでしまい、大変なことになってしまいます。
もし、友達に対して、相談したら迷惑かな?と悩む場合、逆の立場で考えてみてください。すごく困っている友達から相談されて、迷惑だなんて感じないですよね。それは友達も、きっと同じです。困ったときはお互い様で、いつか元気になったら、いっぱいお礼すれば大丈夫。
区切りをつける
ご主人や奥様に浮気をされて、長い時間、苦しんでいる方もいます。
慰謝料を請求した方がいいのかな?しない方がいいのかな?
離婚した方がいいのかな?相手に会いに行った方がいいのかな?親に言った方がいいのかな?
など、たくさんの悩みがあるかもしれません。
なにをするのが正解、とは言えません。正解はないかもしれません。ただ、再構築するのであれば、区切りやケジメが、とても重要です。ただ悩んでいても、再スタートできず、ずっと、ぐだぐだ悩むことになります。絶対に、どこかで決断をしないと、次に進めません。今、自分になにが出来るのかを考え、行動することが、大切です。
争わない、時間を無駄にしない
区切りをつけることは大切ですが、慰謝料請求=復讐ではありません。
『浮気相手が許せない!慰謝料300万円!』という気持ちは理解できます。それくらいの辛さ、悲しさ、300万円でも許せない、という気持ちも分かります。
ただ、残念ながら、離婚しない場合はそこまで高額は慰謝料は望めません。お金も大切ですが、時間や心の健康も同じように大切です。争えば解決するまでストレスがかかりますし、その間にご主人との関係がさらに悪化するかもしれません。慰謝料を請求する場合は、現実的な金額で、ささっと和解して、できるだけ早く忘れることが理想です。
ケジメをつけた後にできること
焦らない
慰謝料を受け取ったからといって、この苦しさがゼロになるわけではありません。ただ、ケジメをつけた後は、焦って結論を出す必要はありません。離婚するにしても、再構築を少しチャレンジしてみて、ダメだったときに、考えても遅くはありません。もちろん、一生、許さなくてもいいのです。まずは解決よりも、自分のストレス軽減を優先して考えましょう。ある程度、落ち着いたら、いろいろ考えることができます。良い意味でも、悪い意味でも、なるようにしか、なりません。
『絶対に離婚しない!』
離婚か再構築かで悩んでいる方の相談をいつも聞いています。そんな中で、『決めました!離婚しないことにします!』と宣言されることがあります。本当に辛い中で、大変な決断だと思います。
迷っているより、決めてしまった方が楽になります。離婚しないと決めて、あとから「やっぱり離婚する」でも良いのです。「いますぐ答えを決めないといけない」と思い込むと、どんどん辛くなってしまいます。
当事務所にできること
これまで、再構築について書いてきましたが、離婚が悪いわけではありません。離婚には大きな不安があると思いますが、その代わり、自由や可能性を得ることができます。本当に、離婚か、再構築か、は難しいですよね。当事務所では、不倫の慰謝料請求などで、多くの方の再構築に関わってきました。また、離婚協議書の作成などを通じて、多くの離婚にも関わってきました。ご相談いただければ、これまでの経験から、さまざまなお話ができると思います。同じような悩みを解決した方のお話や、再構築の方法などです。浮気が発覚してから半年以上も経過している、という方も珍しくありません。どんなタイミング、状況でも、お気軽にご相談くださいね。ご相談された方がお帰りになる際に、『気持ちが軽くなった、相談して良かった』と言ってくださいます。少なくとも、離婚や再構築を無理強いすることはありません。ご相談される方のご希望に合ったお話をさせていただきます。どうか、ひとりで悩まないでください。何を相談していいか分からなくても大丈夫です。まずはメールやLINEでお話を聞かせてくださいね。
男性からの相談も、もちろんOK
このサイトでは、浮気された女性の目線で書いていることが多いのですが、もちろん、男性からの相談もたくさんあります。男性もお気軽にご相談くださいね。
夫に浮気された妻が知っておくべき30のこと
夫に浮気されたときに知っておきたいことをまとめました。証拠のこと、夫が逆ギレしたときのこと、浮気相手に仕事を辞めて欲しい、浮気相手に謝罪をさせたいなど、これまでのご相談で聞かれたことをまとめています。詳しくは【夫に浮気されたときに知っておくべきこと】をご覧くださいね。
離婚しないで不倫や浮気の慰謝料請求なら
行政書士札幌中央法務事務所では「夫や妻に浮気されても離婚しない」をテーマに「浮気相手にだけ慰謝料請求する」ための慰謝料請求書や示談書の作成を行っています。慰謝料請求については【離婚しないで不倫相手だけに慰謝料請求したい@札幌】のページをご覧くださいね。LINEやメールの相談は無料、面談も無料です。着手金は5千円(税別)だけ。札幌駅と大通駅から徒歩10分以内です。
遠方にお住まいの方もご相談いただけます
慰謝料請求書や示談書、誓約書の作成など、遠くにお住まいの方でもご相談、ご依頼いただけます。LINEやLINE通話(音声のみ)を利用して、面談なしでも大丈夫です。面談に行くことが不安な方、近くの専門家には相談しにくい方などに好評です。お気軽にお問い合わせくださいね。
※相手の住所が分からなくても大丈夫です
※証拠がなくても、ご主人が肉体関係を認めていれば大丈夫です