復讐のために離婚しない、という考え方

夫の浮気が不倫が発覚したとき、離婚を考えることがほとんどだと思います。しかし、「離婚すると、不倫相手と夫が再婚して幸せになるかもしれない。それは絶対に許せないので、離婚しません」という相談も多くあります。

 

夫と浮気相手が幸せになるのが許せない

多くの場合、離婚すると子供の親権者は母親となります。扶養内で働いていた場合は新たに仕事を探したり、実家に戻るため引っ越しがあるかもしれません。ひとりで子育てしながらフルタイムで働き、子供に相応しい再婚相手を探すことはとても大変です。

しかし、ご主人は離婚しても、年収が下がったり大きな変化はありません。多少の養育費を払うくらいです。簡単に言うと、ご主人はいつでも再婚できます。

 

子供の養育費や経済面で

もし、離婚してご主人がその不倫相手と再婚した場合、新たに子供が誕生するかもしれません。その場合、自分の子供への養育費を減額して欲しい、進学費用は出さないなど、子供への経済面での影響が出る可能性があります。

不安に関しては、この点が夫の不倫が原因で離婚する場合と、それ以外の原因で離婚する場合の大きな違いです。

 

慰謝料300万円は安い

離婚して慰謝料を貰うとしても、大した金額ではありません。よく200万円から300万円と書かれていますが、平均以上の収入がある男性であれば、1、2年で貯めることができます。逆に、300万円で母親(と子供)が何年暮らせるかと言えば、納得できる金額ではありません。

 

年金や退職金も含めると

収入以外でも、大きな差があります。まず、養育費は子供が大学を卒業するころまでです。それ以降はすべて自分ひとりで稼がなければなりません。また、退職金は勤続年数の長いご主人の方が多いでしょうし、厚生年金も残念なことになる可能性があります。

 

一生、養って貰うのが最大の復讐

こうした面を考えると、いま離婚して慰謝料を貰うより、定年までご主人に養って貰い、退職金が出たあとで財産分与をし、年金分割をし、離婚するのが得かもしれません。そう自分に言い聞かせる方もいます。

 

男は何歳でも子作りできる

男性は50歳でも60歳でも若い女性と再婚すれば、子供を授かることができます。芸能ニュースなどでも珍しくありません。その点、女性と男性は同じではありません。こうした面で、女性と男性は公平ではありません。離婚後の暮らしは平等ではないのです…。

 

ただ…

ただ、個人的には、貧しかろうが、再婚できなかろうが、堂々と子供と暮らることが一番幸せなことだと思います。お金があっても、自由があっても、(不倫して)自分の子供に会えない人生はどうでしょうか。もちろん、離婚=子供に会えないというわけではありませんが、会えなくても文句は言えない気もします。

もし離婚したなら、もう浮気した夫も浮気相手もどうでも良いのです。自分自身が幸せになることが、一番の成功です。きっとそのときには、その二人のことはどうでも良くなっていると思います。

離婚しない場合でも、その二人への復讐のために離婚しないと考えるのではなく、ご自身が一番幸せだ、と考えることが大切です。ご自身の人生は、ご自身のためにあります。その二人のために無駄にしないほうが良いでしょう。

 

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※相手の住所が分からなくても大丈夫です

※証拠がなくても、ご主人が肉体関係を認めていれば大丈夫です