旦那の不倫相手がシングルマザーで慰謝料が払えないと言われた

旦那の浮気相手がシングルマザーで、慰謝料を請求しても払えなそう…という悩みについて。

 

相手がシングルマザーの場合、赤字の覚悟を

夫の浮気相手がシングルマザーの場合、とても大変です。ポイントは2つあり、お金がないことと略奪の可能性が相対的に高いことです。

2022年度の厚生労働省の調査によれば、母子世帯の平均年収は306万円(児童手当や養育費を含む)です。これは父子世帯や両親のいる世帯に比べてとても低い金額です。

不倫相手が独身であれば、実家に住んでいたり、自分の食費を切り詰めたりはできると思います。しかし、母子家庭の場合、子供の暮らしに必要なお金を切り詰めることは困難です。このため、貯金がない、慰謝料なんて絶対に払えない、というケースが多くなります。連絡しても無視されたり、開き直るケースも相対的に多いです。

※もちろん、シングルマザーでも所得の高い人はいますし、お金がなくてもちゃんと慰謝料を払う人もいます。

このページをご覧の方は、弁護士さんに相談した結果、相手がシングルマザーなら赤字になる可能性がある、諦めた方がいいとアドバイスされた方も多いかもしれません。赤字を覚悟で裁判、差し押さえなども可能かもしれませんが、それはそれで大変ですよね…。しかし、払えないからで済む問題でもありません。

 

略奪の可能性が心配

不倫相手がシングルマザーの場合、相対的に略奪婚の可能性が高いことも不安です。例えば、相手も既婚者であれば、よほどのケースでない限り、実際には略奪婚はありません。(メールなどで一緒になりたい、は珍しくありませんが) また、若い独身女性であれば、わざわざ既婚者を狙わなくても、普通に独身男性と結婚した方が楽ですし、親などからも祝福されます。

その点、シングルマザーで不倫する人は、経済的、精神的な不安から、奥様と離婚して私と一緒になって欲しい、というケースが相対的に多い気がします。既婚男性に狙われやすい、騙されやすい、という側面もあるかもしれません。

もちろん、大半のシングルマザーは素敵な方で、仕事に育児に忙しく、わざわざ不倫なんかしません。

 

分割払いを検討することに

「いまお金がなくて慰謝料が払えない」という話は、ひとり親でなくても理解できます。しかし、「分割払いでも慰謝料を払いたくない」というのは理解できませんよね。

ひとり親であっても、仕事を増やすなり、副業するなり、出費を切り詰めるなり、毎月1万円が絶対に払えないとは限りません。もちろん、そうした方がいることも理解しています。しかし、子供を置いて不倫している時間があるのであれば、その時間に月1万円を稼ぐことは可能だと思います。

少なくとも、当事務所に相談される「不倫された人」はこう考えています。

 

自分が不倫してしまった

もし、ご自身がシングルマザーで不倫してしまった立場であれば、真摯に謝罪し、誠意ある対応をオススメします。もちろん、不倫した側にも言い分があると思います。実際にお金がないかもしれません。ただ、無視したり、逆ギレしたり、不倫相手に泣きついても、ほとんど良い方向には進みません。最悪、訴えられて、給料が差し押さえられる可能性もあるでしょう。謝っても許されることではありませんが、もしかすると減額されたり、支払いが猶予されるかもしれません。正直、請求する側も面倒なことはしたくありません。不倫相手と関わりたくありません。略奪する気がないことを確認し、二度と主人に関わらないことを約束して貰うだけで、かなり心象は違います。

 

お互いに残念なことに…

当事務所で不倫の慰謝料請求の内容証明を作成した場合、8割以上で連絡があり、慰謝料が払われることになります。(金額は別として)

ただ、相手がシングルマザーの場合、これが感覚的に5割以下になります。無視された場合、弁護士さんに依頼して裁判などにより請求する方もいます。しかし、そこまでやっても、最後まで慰謝料が支払われるか不明です。多額の費用と労力がかかり、残念な結果になる可能性もあります。

あくまで個人的な意見ですが、不倫相手がシングルマザーの場合は、なるべく費用をかけずに請求することがオススメです。費用に何十万円もかけてしまうと、赤字になってしまう可能性があります。実際に泣き寝入りになってしまうこともあります。

ただ、なにもしない、最初から諦めるべきかというと、それはそれでムカつきますし、ご主人との再構築が難しくなります。あまり難しく考えず、なるべく費用をかけずに請求してみて、その結果次第でどうするか、考えてみるのが良いと思います。

 

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※ 相手の住所が分からなくても相談OKです

※ 探偵に依頼して得た証拠などがなくても、配偶者が肉体関係を認めていれば請求できます