浮気された女性からの相談で、『主人はまた浮気すると思いますか?』『浮気させないためには、どうしたらいいですか?』と聞かれることがあります。
ネットでは、『浮気した男は、また絶対に浮気する!』とよく書かれています。これが正しいのか、正しくないのか、は分かりません。ただ『また浮気させないように努力できる』ことは、間違いありません。
良き妻でいることは、限界がある
『夫が浮気したのは、私が至らないことが原因』と考える人もいます。ただ、どれだけ奥さんが頑張っても、浮気する人は浮気します。夫に常に気をつかい、家計を切り詰めて夫のお小遣いを多くし、家事や育児はもちろん妻が全て行い、夫に文句を言わず、いつも笑顔でいるようにしていても、浮気された人もいます。
もちろん、居心地が悪い家よりも、良い家の方が、夫は家に帰ってくるかもしれません。ただ、あまり関係ないと思います。もっと具体的に、出来ることがあります。
お金、時間、情報を管理する
やはり、お金が自由に使えたり、勤務時間が不明瞭な職業の方が、浮気する傾向にあります。例えば、単身赴任中、出張が多い、自営業やサービス業などです。逆に、残業と出張の少ないサラリーマンで、お小遣い制であれば、かなり確率は減るようです。
ただ、いまさら仕事や職場を変えることは困難でしょう。可能な範囲で、お金、時間、情報を管理することが大切です。
お金
・お小遣い制にする
・クレジットカードの明細を確認する(最近では、ネットで閲覧できるので、郵送しない設定にもできる)
・給料明細を確認する(浮気している夫は、様々な理由をつけて給料明細を見せていないことが多い)
・年末に源泉徴収も確認する(稀かもしれないが、給料とは別の口座に手当てなどが振り込まれる会社もある)
・夫の家計簿をつける(夫自身はやってくれないので、妻が行う)
・ご主人個人の口座であっても、通帳を見せてもらう
時間
・給料明細の残業時間や休日出勤の時間を確認する(サービス残業と言われると難しいが…)
・タイムカードや、勤怠記録を写真でもらう(ご主人の協力が必要)
・SAPICAなどの電子定期券の履歴を見る(定期券の範囲内で乗り降りしている場合は難しい)
情報
・カーナビの履歴をみる(過去に通った道が分かる)
・合意の上で携帯電話を見せてもらう(ただ、浮気していなくても、見せたくない人も多いようです)
・GPS機能で居場所が分かるようにする
浮気されたときが、絶好のチャンス
これらを突然、始めようとしても、「なんで、そんなことしなきゃならないの?」ケンカになるでしょう。ただ、ご主人の浮気が発覚し、反省している状態であれば、要求に応じてくれるかもしれません。逆に考えると、この機会しかありません。
口約束では、将来、揉める原因になるので、しっかり書類にして、サインさせることが重要です。
もちろん、ご主人を疑い、携帯をチェックするようなことは、お互いが嫌だと思います。実際にはしないかもしれません。ただ、「しようと思えば出来る状態」と「ご主人が拒否するから出来ない状態」では、安心が全然、違います。いつでもチェックされる可能性がある、ということが、ご主人の浮気の抑止力にもなります。
過去の話ではなく、未来の話をする
今後の約束(誓約)をすることは、これからの二人の関係を築く中で、とても重要です。
浮気されたとき、ご主人に「浮気しました」「次は離婚します」と一筆書かせる方がいますが、これは過去のことであって、それから前向きな考えにはなりません。
もちろん、浮気した方が悪いのですが、その事実をずっと非難しているだけでは、再構築はできません。
区切りをつけて、二人で、これからどうして行くのかを考え、前向きな約束することが、浮気を繰り返させないための方法だと思います。
当事務所では「夫に浮気されても再構築するための誓約書」も作成しています。
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